正直者はだから金の斧をもらえます?

正直者はバカをみるらしい。

私は正直者ではないけど、バカをみることは多い。

どちらにしろバカをみるなら、正直者になるのは大変そうなのでこのままの状態を維持しようと思っている。

しかし有名な寓話では湖に斧を落とした木こりが、湖の精霊にこう尋ねられる。

 

「あなたの落とした斧は金の斧ですか、銀の斧ですか、それともこの普通の斧ですか?」

 

そして正直に答えると金の斧をもらえる。

これは正直者がバカをみない例である。

しかし斧で木を切る場面はあまりないので、これを日常生活版に作り直してみよう。

 

夫が仕事から家に帰宅する。

家には妻が待っている。

そして玄関で出迎えた妻がこう言う。

 

「お風呂にする?ご飯にする?そ・れ・と・も♡」

 

夫は正直に「風呂」と答える。

この場合では正直者はバカをみることになる。

でもこの問いをする妻もだいぶバカな可能性が高いので、多分ご飯もできてなければ風呂も沸いてない。

ムダ毛の処理で精一杯だったのだ。

では木こりも正直に普通の斧と答えず、金の斧と答えれば良いのかと聞かれれば、もちろんそんなことはない。

強欲はムダ毛以上に罪である。

ならば試しに「銀の斧」と答えてみてはどうだろうか。

これには精霊も困惑するのではないか。

 

「正直に普通の斧と言わず、欲張って金の斧とも言わない。こいつは・・・」

 

精霊はこの不可解な答えの意味を考えた末に、この木こりのことをバカとみなすだろう。

そしてもちろん斧を返さない。

嘘をついたから返さないのではない。

バカに斧を渡すと危険だから返さないのだ。