「なぜこの部活の選んでしまったのでしょうか」

「自分の競技に誇りが持てません。なぜ来る日も来る日も早く歩いているのか。なぜ走らないのか。全然わかりません。初対面の人に「なんの競技をやってるの?」と聞かれても、自信を持って「競歩です」と答えることができません。この競技にもっと誇りを持ちたいです。どうすればいいでしょうか。」

多くの人が「なぜ、あの人たちは走らないで早歩きをしているんだろう」という疑問を持つ競技ですね。もしもあなた自身が「なぜ走らずに早く歩くのですか」と聞かれたらなんと答えますか?

「そこに道があるからです」と、登山家のようには答えられませんよね。もしそう答えたとしても、「だからぁ〜、なんで走らずに歩くの!?」とややキツめの2度目の質問をが飛んでくることは必須です。そもそも道があるからといって、別に歩く必要なんかありませんよ。私なんか空飛んでますからね。ほぼトナカイの力ですけど(笑)

では、まずなぜこの競技ができたのか考えてみましょう。諸説ありますが、一つの説に「ヨーロッパ貴族の散歩が強化されもの」というものがあります。貴族の力強い散歩をあなたは毎日行っているのですね。なんと崇高な行為でしょう。貴族にとっては「走る」という行為は野蛮ではしたない行為なのですね。だから早く歩くのです。

そう考えるとこの競技へのリスペクトが湧いてきますよね。貴族とは本当に偉大な人たちです。未だに煙突のある家も多いし、枕元の靴下のサイズも大きいのでプレゼントが入れやすい。それに引き換え貧困層は家も小さくて入り口も狭い。そして靴下も小さい。発想も貧困なので、欲しいものはワンパターンにB IGサイズなものばかり。もちろん靴下には入らない。たぶん脳味噌も小さいのでしょう。

それに比べて貴族の子供達の教育水準の高さ。寝相がいいし、部屋も綺麗。普段から欲しいものを買って貰えるのでプレゼントも控えめ。それが貴族。どうですか。これで少しは自分の競技に誇りが持てるのではないでしょうか。」

「この前はありがとうございました。この競歩に対して誇り持てるようになりました。最近はマラソンをしている人たちを見下せるようにもなりました。「走る」とはなんて野蛮な行為なんでしょう。「強化された貴族の散歩」を毎日行っている自分の崇高さを見習ってほしいです。このままいけば本物の貴族なれる気がします。お父さんやお母さんとも一緒に歩いて、家族みんなで貴族になろうと思います。」