失敗しないプロポーズ

「夜景を見下ろせるレストランでプロポーズ」

憧れのシチュエーションだ。

しかし、自分にはその機会が一生訪れない可能性もある。

なので店員で妥協しようと思う。

ウエイトレス側になってそれを見守る立場で我慢することにする。

恐らく高層ビルにある有名な高級レストランにもなれば、かなりの頻度でプロポーズが行なわれているはず。

若くて初々しいカップルがプロポーズをして成功していれば、それは見ているこちら側も非常に嬉しい気持ちなる。

でもオヤジが美女にプロポーズして成功しているのを見た場合は「収入って大事だな」と、普段目をそらしている現実に嫌でも引き戻される。

でももしオヤジがプロポーズに失敗した場合は「年収より加齢臭が上回ったな」と心の中で安堵し、影でガッツポーズして、後でキッチンでそのことを皆んなに告げ、ハイタッチをする。

 

 

でも普通の男性にはぜひ成功してもらいたい。

しかし金なのか顔なのか、もしくは親の金なのか、原因は分からないけどプロポーズが失敗してしまう人もいると思う。

そんな人たちに救いの手を差し伸べるサービスを用意してみた。

フラッシュモブ的な感じだと思ってもらっていい。

男がプロポーズをする。

女が断る。

「ごめんなさい」の「ごめ」辺りで私たちの出番になる。

まず食器を思いっきり割る。

 

 

大きな物音を立てて、場を一度リセットしよう。

次にエキストラを放つ。

「以前に何かしらで助けてもらった人」的な感じの人物を送り込み、男性の隠れた優しさをアピする。

 

 

次に「上流階級っぽい人」を送り込み、「こいつ実は金持ってる?」的な気持ちを彼女に抱いてもらう。

 

 

最後に隣の席のカップルがプロポーズを成功させて、すごく幸せな感じを出して圧力をかける。

 

 

短時間にこれを浴びせ、彼女が混乱してい隙に滑り込めばたぶん成功する。

「嘘ばっかりじゃん」と思う人もいるかもしれない。

しかし結婚するまでの男女は元々嘘ばかりなので、これくらいかました方が大物感が滲み出る。