大人と階段

人はいつ子供から大人になるのだろう。

つまり人はいつ「大人の階段」を登るのだろう。

大人の階段を登っても君はまだシンデレラなタイプもいれば、登ろうが登らまいがノットシンデレラの人もいるので大人の階段にさして意味はないかもしれない。

しかし基本的に人は大人の階段にチャレンジする。

「エスカレータもあるの?」思うくらいあっさり階段を登る人もいれば、階段を登るだけで荒地の魔女くらい体力を消耗する人もいる。

「なぜ山を登るかのか」と聞かれれば「そこに山があるから」だ。

「なぜ階段を登るのか」と聞かれれば「じゃーお前はなんで登んだよ!」と質問を質問を返したくなるくらいあたり前の答えしかそこには存在しない。

大人の階段の基準は大体の人の想像通りだと思うけど、たまに基準が別次元な人もいる。

人によっては「他界してからが真の大人」くらいの卓越した思想をお持ちの方もいるかもしれない。

でも「年齢に関係なくずっと子供心を忘れない」とかいうやつは大体面倒なので、そういう奴には一段抜かしで真の大人の階段を登りきって頂きたい。

「ケツも試して初めて大人」とか「ケツにイボやキレができて初めて大人」とかケツに関する大人の階段を好む人は意外と多い。

「もう大人なんだから自分のケツは自分で拭けよ」とかカッコつけるやつもいるけど、人に拭いてもらう方が不快だし恥ずかしいし拭き残しが出来そうなので、たぶん4歳あたりからすでに自分で拭いている。

そして大人の階段を登った後は中年の階段が用意されている。

これは大人の階段と違い、降りるのだ。

中年の階段は下る。

なので、すげー楽。

早く降りすぎて転げ落ちるヤツもたまにいるけど行き着く先どうせみんな一緒なので、先に場所取りしといてくれていると思えば意外といいヤツなのかもしれない。

中年から老人への道に関してはもう階段ですらない。

川だ。

そのまま三途の河にダイブしやすい構造になっているのでとても親切だ。

水温は意外なことに割と暖かい。

温泉からの三途、という流れが高齢者好みの無駄のない設計なのでやはりとても親切だと思う。