「金持ち父さん、貧乏倒産」

ロバート・キヨサキのベストセラー「金持ち父さんと貧乏父さん」はだいぶ昔に一回だけ読んだ。

内容はあまり覚えてない。

覚えてないから私は今金持ちでもないし、父さんでもないのだと思う。

うろ覚えだけど、たぶんこの本には「父さんになる方法」と「金持ちになる方法」の両方が書かれている訳ではなかった気がする。

「父さんにはお前1人の力でなれ。金持ちになる方法は俺が教えてやるから」というツンとデレが上手にブレンドされたノウハウ本なのだと思う。

もしくは「金持ちになれば自動的に父さんにはなれるよ」という世界の真理を教えてくれる道徳の本なのかもしれない。

「アメリカに行きたいかー?」聞かれればYESなのと同じく「金持ちになりたいかー?」と聞かれたら断る理由は特にない。

「韓国に行きたいかー?」とか「転職したいかー?」でも全然YESなので、つまり「ここではないどこかに行きたいかー?」の場合はほぼ全部YESになる。

「あの世へ逝きたいかー?」と聞かれれば「方法による」という気持ちと「もっと楽しい経験をいっぱいしてから逝きたい」と気持ちがあるし、わざわざ聞かれなくてもいつかは逝く。

どうせ行くなら、一度くらい大金持ちになってから逝ってみたい。

「金を抱えて死んでもあの世には持っていけない」とはよく言うけど、持っていけないのは金だけではないと思うので、逆に何なら持って行けるのか教えて欲しい。

「愛とか幸福は持っていけるお」とか言われても「あの世に行ってもまた愛とか幸福の概念に捉われる世界かよ」と思い、この世と同じくらいの地獄だなとウンザリする。

「じゃあ金に捉われる世界なら幸せなの?」と聞かれたら「だから『幸せ』を基準に考えるのはやめろ」と思い、更にウンザリする。

話しは戻るけど「金持ち父さん」の中で唯一1つだけ覚えているエピソードがある。

それは「ラットレース」と呼ばれていて、ようは「カゴの中のハムスターがカラカラ走って回すあれと同じで、人間もいくら一生懸命走ったってその場所から一歩も進んでないことも沢山あるよ」という内容だった気がする。

私はジムのランニングマシーンを走っている時にこれをたまに思い出して、やっぱりウンザリした気持ちになる。