ラブソングが多すぎる

J-POPをよく聞く。

JーPOPは素晴らしいと思うのだけど、一つ欠点がある。

ラブソングが多すぎる。

10代や20代の歌手が同世代に向けて「君が忘れられない」的な歌を歌うのは納得がいくけれど、30代以降の歌手はラブソングを控えめにしてほしい。

私が恋愛への興味が薄いことも1つの原因だと思うけど、恐らく一般的にも歳を取るにつれて恋愛への興味は薄れると思う。

例えば「君のことを思うと眠れない」的な歌詞にも共感しづらくなるはず。

もしも歳を重ねても眠れない夜が続くようであれば、それは体力の低下か、何かしらの睡眠障害のだと思うので早めの通院をお勧めする。

でもラブソングの中にも秀逸な歌詞はある。

恋愛ソングの嬢王である、西野カナ氏の歌の世界観は「会いたくてもなかなか会えない」ことで有名。

代表曲の一つでもある「会いたくて会いたくて」の歌のサビ部分は「会いてくて、会いてくて、震える」である。

会いたすぎて震えるのだ。

「あなたに会いたくて、私は昨日家で震えてたわ」と言われたら、恐らく嬉しさよりも恐怖が勝るし、震えが治らないのがもしも夏であれば、やはり通院を勧める。

冬だとしたら「光熱費をケチらずに暖房器具を使った方が自分の体を守ることにも繋がるよ」と伝えたい。

しかし西野氏に歌は若年層向けなので、私のようなおじさんがケチをつけることでもない。

では同じおじさんである、槇原敬之氏の歌詞を見てみよう。

氏が30歳を超えてから発表して、ミリオンセラーにもなった曲、「もう恋なんてしない」のサビはこうだ。

 

「もし君に一つだけ強がりが言えるのなら、もう恋なんてしないなんて、言わないよ絶対」

 

わかりづらい。

ミリオンなのにわかりづらい。

恋をするのか、しないのか、どっちなんだ。

「強がって言うけど、恋をしないなんてもう言わないよ」なので、「これからバシバシ恋するんで、ヨロシク」的な宣言だと捉えていいと思う。

しかも強がって言う。

オジさんの強がりは正直うざい。

これが若い歌手なら「君に恋する〜」のような直接的な歌詞になると思うけど、30代のベテランにもなると「もう恋はしないよ。嘘だよ。恋はするよ。強がりだけど」と、巧みなフェイントとうざい自己主張を上手に挟んでくる。

上手に挟んできたくせに「絶対」と念も押してくる。

自らがわかりづらくしといて「絶対」と念を押すのは辞めてほしい。

強がらないでくれ。

もう、強がらずに「恋はしない」と言ってくれ。