沖縄のいた女子高生の靴下の話

沖縄にいた、女子高生の話。

どこの学校でも、校則というのはあるので、身だしなみに関しては細かい決まりがあると思う。

髪の色やスカートの長さ、時には化粧や靴にだって細かい指定がある場合もある。

でも、こういう「ルールのある、閉じた狭い空間」だからこそ、人というのは他者との差別化は図りたがる。

シャツを出したり、ネクタイを外したり、または別のネクタイをつけたり、ワイシャツの下のシャツの色変えたり、あと靴下を変えたりする。

そう、靴下だ。

特に女子は、靴下に敏感だ。

少し昔にはルーズソックスが流行り、それから少し経つと、今度は逆に古いということになって、ハイソックスが流行ったりする。

男子も、くるぶしソックスでオシャレに攻めたりするけど、女子ほどではない。

沖縄で見かけた高校の生徒たちも、やはり、この靴下で他者との差別化を図ろうとしていた。

私がたまたま、高校生の下校時間くらいに、学校の前を通った時のこと。

その時に、気づいたことがあった。

女子の靴下が短い。

 

 

若い女性はあまり履かなそうなタイプの靴下なので、違和感があった。

私の見た限りでは、女子生徒の全員が、この微妙な長さだった。

たぶんだけど、校則で決められているのだと思う。

女子高生の靴下を凝視している時点で、だいぶ気持ち悪い奴だとは自覚しながら、私はその学校の付近の女子高生をウォッチし始めた。

やはり、ここでも多くの生徒が、差別化を図っていた。

おそらく長さは校則で決まっているので、そこでは他者とは差をつけることが出来ない。

なので、色や柄で攻める。

花柄や星柄、女性らしいピンクを選んだり、あえてダークな色を選ぶ人もいる。

小さなリボンのようなものが付いてる靴下を、履いてる人もいた。

インコーナーギリギリを攻めるF1レーサーのように、校則をキワキワまで攻めるツワモノの印だと思う。

どこの学校でも、他者との距離を10馬身くらいは離したがるG1ジョッキーはいる。

この学校にも、まさにそんな武豊精神を抱えている猛者がいた。

校則に反することなく、柄や色で攻めるのでもなく、リボンの更に上をいく世界を狙う努力家。

血の滲むような努力の結果、辿り着いたその秀逸なスタイルは、おそらくルーズソックから着想を得たのだと思う。

名付けて「ルーズソックスセカンド」

次世代のルーズソックスは、機能性に特化し、余分な部分をそぎ落として、このような形になった。

 

 

スマートかつ、ルーズ。

元祖へのリスペクトは忘れずに、校則はしっかりと守る。

これで校内ではオンリーワンの存在になれるし、後から真似をしたヤツからは、著作権料も取れるかもしれない。

努力は裏切らないことを証明してくれた。

また沖縄に行く時には、「次はルーズソックスサードを探そう」と思いたくなる、素敵な出会いだった。