「なにフェチ?」はやめて

合コンのような複数の異性や同性と飲んで喋るような場所では、話題のチョイスが大事になる。

範囲の狭い専門的な話しはもちろんNGで、お金や仕事のような話しもあまり好まれない。

たぶん、自然と恋愛の話しが多くなると思う。

恋愛の話しでも、基本的には下ネタすぎるのは好まれないし、逆にあまり堅苦しいのも嫌われる。

女性が「ジャストフィットのチンコのサイズ」を話せばひかれるし、「所作や言葉遣い」の重要性を力説する男はもっとひかれる。

バランスが大事になる。

そのせいかは分からないけど、このような場所でよく出てくる質問がある。

「なにフェチ?」である。

だいぶうっとおしい。

だけどこれこそバランスが求められる質問。

「フェチ」のバランスは難しい。

例えば男が「顔フェチ」「胸フェチ」と答えた場合どうだろう。

その場合は却下される。王道はダメなのだ。

「フェチ」には少しニッチな場所が求められる。でもニッチすぎる「フェチ」は相手を困らせる。

「尻」はいいけど「尻の穴」は危うい。

「口の形」はいいけど「口の中」は危うい。

男女差はあると思う。

たぶん男性が答える場合は「ワキ」ぐらいがギリのラインになると思うし、女性の場合は「ケツ筋」ぐらいがギリのラインになると思う。

もちろん「性器フェチ」はダメである。

「そんなのみんな好きだわ!」となってしまう。

よく考えれば、みんな好きな訳でないし、誰の物かにもよるとはとは思うけど、社会ではそれは「フェチ」には入らない決まりになっている。

あと「なにフェチ?」に対して「特に無い」の返しは一番良くない。

その質問者の対して「あんたにも興味がない」と言っているのと等しい。

この質問はそもそも「人には誰でもフェチがある」という前提で成り立っている。

では「なにフェチ?」に対する最も最適な答えなんだろう。

質問というの、質問した側が欲しい答えが最初から存在するらしい。

悩みの相談などが顕著な例である。

答えてほしい答えが元々ある。潜在的な部分にあって、自分では気づかないこともある。

そうなると「なにフェチ?」にも答えてほしい答えがあるはず。

腕力に自信のない男は女性に「筋肉フェチ」と答えてほしくはないし、足に自信がない女性は男性に「足フェチ」と答えてほしくはない。

ようは自分の長所を言ってほしいのだ。

そうなると答えは簡単。

その質問者の長所を探して、それを「フェチ」と答えればいい。

でもその人の長所が見つからない時もある。

そんな時は、そいつがコンプレックスにしていそうな箇所をあえて上げて、思いっきりそいつを傷つけてやればいい。

「なにフェチ?」対する本当の答えはこっちである。