「お寺を継ぎたくありません」

 

「家を継ぎたくなくて悩んでいます。僕の家は何百年も前からずっと続いているお寺です。僕には兄弟がいないので、お父さんが僕を次の住職にしようとしてきます。

でも、僕は将来はサッカー選手か野球選手になりたいので、お寺は継ぎたくありません。もしサッカー選手にも野球選手にもなれなかったとしても、建築家かユーチュバーになりたいので、お寺は継ぎたくありません。どうすればいいでしょうか。」

 

「君は幅広い夢を持つ子だね。体の幅の広さならお兄さんも負けないぞ。

君の夢の中に、力士がないのは残念だけど、夢をたくさん持つのいいことだね。まずは自分の夢に向かって突き進めばいいと思うよ。

たぶんだけど、お坊さんの世界は古い決まりが多いだろうから、もしも後を継ぐことなっら少し苦労するかもね。

大相撲も昔は身長制限があったり、外国人力士は煙たがられたりと、いろいろ苦労が多かったんだよ。今でも女人禁制などの問題はあるけど、それもいつかはなくなるかもしれないね。男女混合相撲とかの新しい種目ができたらお兄さんは嬉しいな(笑)ぶつかり稽古が楽しみになるね。

君の夢も混合してみるのはどうだろう。サッカー選手をやりながら、歌手もやって、坊主もやるんだ。そうすればお父さんも喜ぶんじゃないかな。僕の知っている限りでも、バンドを組んでいるお坊さんや、BARを経営しているお坊さんを知っているよ。屏風に上手に絵を描く坊主にはまだあったことないけど、いたらいたで少し鼻につくよね。「ウケ狙ってんじゃねーよ」って思っちゃうよね。

でも、そうやっていろいろな経験を積んだ方が、世の中の人たちの気持ちも理解しやすくなって、お坊さんの仕事にも役立つんじゃないかな。お父さんにもそういう理由で「社会勉強の為に他の仕事もやってみる」と言えば、反対されにくくなると思うよ。」

「この前はありがとうございました。あのあとお父さんに話してみたら、「男女混合相撲はお父さんも見てみたいな」って言ってました。でも昔は、TVで女の人が水着で騎馬戦とかもやっていたらしいから、そっちの方の復活も期待しているみたいです。「俺、坊主なのに超煩悩まみれw」とか言って自分で笑ってましたけど、なにが面白いのか全然わかりませんでした。頭を丸めて出直してきてほしいです。」