「逆に元気もらいました」と言われる側の気持ち

無償で人助けをしている人は素敵です。

見返りも求めずに人のために尽くす姿には尊敬します。

でも無償で人助けをしてると思ってる人たちも、実は受け取っているものはあります。

元気です。

自然災害などで被災した地におもむいてボランティア活動などをすると、だいたいの人は「元気」をもらって帰ってきます。

「被災地の人が大変そうだから、いっちょ俺が与えにいきますか!」と思ってしゃかりきに現地におもくと、逆にもらうことが多いようです。

元気を。

そのせいか一時期は「逆に元気をもらいました」という言葉を頻繁に聞く時期がありました。

みんな意外だったみたいですね。

「逆」にもらっちゃうことが。

つまり被災地などに行く多くの人たちは、「元気を与えるつもり」で行ってることが分かります。

でも最初は「超あげるぜ!」と思ってはりきった状態で現地に向かう人たちも、時間がたてば徐々に「どうやらこれは逆にもらえるらしぞ」と気づき始めます。

そうなると後発の部隊は「元気がもらえること前提」で向かうことになります。

その結果、新しい言葉が生まれます。

「やっぱり元気もらえた」です。

予想の範囲内になりました。

まるでディズニーランドに遊びに行く人たちの感想みたいです。

このスタンスが定着すると「意外と元気がもらえなかった」なんて事が起きたら大変です。

「なんだよ逆に元気もらえねーのかよ!」みたいな感じに逆ギレして、ミッキーを蹴るかもしれません。

さすがにこれはいけません。

でも元々の目的を忘れて、間違えた行動をしてしまう人というのは、いつの時代でも一定数存在します。

だから大事なのは受け入れる側の態度なんです。

受け入れる側も最初は「助けにきてくれた人たちは、どうも逆に元気をもらって帰るらしい」と気づいた時はビックリしたと思います。

「お前らがもらって帰るんかい!!」みたいキレのあるツッコミをしてたかもしれません。

でもそれも慣れてきます。

おもむく側も最初から「元気をもらうつもり」で行くことになり、受け入れる側も最初から「あげるつもり」で待機するようになります。

おもてなしの精神ですね。

そうなると「元気もらえなかったわ!!」と怒って帰る人がいると申し訳ない気持ちになリます。

そこで考えるのです。

どうすれば喜んで帰ってもらえるかを。

つまり、受け入れる側もディズニーランドみたいな状態になるのです。

こうなるとどちらに対しても誰かが教えてあげないといけません。

「ここは夢の国じゃないよ」と。