自虐ネタを武器にする場合の最低限のマナー

人を一番簡単に笑わせる方法は「自虐ネタ」を話すことだと思います。

異性に振られた話とか、お金をなくした話をすれば、話が得意ではない人でもそれなりに笑ってもらえる気がします。

その際に大事になってくるのは「楽しそうに話すこと」です。

楽しそうに話さない自虐ネタは聞いてる方がただただ辛くなるだけだし、話してる本人だって辛くなるので誰も得をしません。

そして、もっと多くの笑いとりたい思う人は、自虐ネタの内容をパワーアップさせる傾向にあります。

異性に振られた回数を一回ではなくて10回にするし、失ったお金の金額も1万円ではなくて1ビットコインにしてきます。

その内容が事実ならまだ良いのですが、嘘の場合だってあります。

いわゆる話を盛るというやつですね。

人は幸福な話、つまり自慢話でも話を盛りますが、不幸な話でも話を盛るのです。

確かにすっぴんの顔よりも化粧してる顔の人の方が美しく見える場合が多いことを考えると、「ありのままの姿みせるのよー」というスタイルが本当に正しいのかは微妙になってきます。

だからといって盛れば盛るほど良いというわけではありません。

「歌舞伎?」と思わるような化粧はすれば相手を混乱させるだけですし、「100人の人に振られて1億ドルの借金があるし不健康」みたいな話をいくら明るく言われても、まずどこからを突っ込めば良いか分かりません。

「なんで円じゃなくてドルなの?」と聞くのが正解だとは思いますが、本人的には「円ではなくてドルを日常的に使ってる自分」的な自慢話をするための伏線かもしれないので注意は必要です。

地雷をみすみす踏みにいってることになりますからね。

このように、自虐ネタを盛る場合もあれば、自虐ネタの中にうまく自慢話を挟んでくるツワモノもいるのです。

では、なぜそのような話をする人がいるのかを考えてみると、おそらく、その人たちは笑いをとりながらも自慢話しを聞かせたいという願望があるのだと思います。

欲張りですよね。

たぶん一人っ子なんだと思います。

あとB型の可能性が高い。

でも誰だってこんな欲張りさんの心を少しは抱えながら生きてます。

その典型がノロけです。

私はこんな不幸だよ、辛いよ、人と分かり合うってむずいんだよ、みたいな話をしておいて、最後には定番の「でも悪い人じゃないんだけどね」で締めるんです。

鍋のあとの雑炊のように確実にそれで終わらせにきます。

「腹いっぱいでもう食えねーしゲロ吐きそう」と思っても無理くりぶち込んできます。

でも自分だって誰かにぶち込んでるかもしれません。

なので、どうせ誰かにぶち込むのなら、おいしい雑炊を作るのが最低限のマナーだと思ってます。